仕様と根拠
括弧の基本
文化庁の「公用文作成の考え方」Ⅰ-5(1)ウは、公用文で用いる括弧は丸括弧( )とかぎ括弧「」を基本とし、その中に更に括弧を用いる場合もそのまま重ねて書くとしています(例 平成 26(2014)年)。全角と半角の使い分けは文書内で統一する必要があります。
混在と対応の点検
全角の丸括弧(U+FF08・FF09)と半角の丸括弧(U+0028・0029)が一つの文章に混ざっていないか数えます。開きと閉じは、最も近い開きに閉じを対応させる順で調べ、幅が違う組(全角の開きと半角の閉じなど)、閉じ括弧に対応する開きがないもの、閉じられていない開きを示します。
括弧の中の句点
Ⅰ-5(1)エは、括弧の中で文が終わる場合には閉じ括弧の前に句点を打つとしています。ただし名詞で終わる場合や、引用・日付などは打ちません。そのため、このツールは括弧の中に句点があるのに最後が句点で終わっていない場合に限り、確認を促す情報を出します。
根拠にした仕様・資料
| 仕様・資料 | 確認日 | 使った箇所 |
|---|---|---|
| 文化庁「公用文作成の考え方」(令和 4 年 1 月 7 日) | 2026年10月29日 | Ⅰ-5(1)ウ(括弧は丸括弧とかぎ括弧が基本・入れ子はそのまま重ねる)・エ(括弧の中で文が終わる場合は閉じ括弧の前に句点) |
| Unicode Blocks-18.0.0(2026-07-08) | 2026年10月29日 | Halfwidth and Fullwidth Forms FF00..FFEF(全角の丸括弧は FF08・FF09) |
指摘の段階
- エラー: 仕様に反していて、正しく読めない・処理できない入力です。
- 警告: 読めるものの、仕様の推奨に反する・矛盾する・意図と違う結果になりやすい入力です。
- 情報: 誤りではありませんが、知っておくとよい扱い(読み飛ばした部分や解釈)です。
入力の扱い(送信しない仕組み)
処理はすべてお使いのブラウザの中で行います。処理の本体はこのサイトから配信する小さなスクリプト(/app.js)で、外部のサービスやライブラリを読み込みません。ページはブラウザに通信を禁止させる設定(Content-Security-Policy の connect-src)つきで配信しており、入力した内容がサーバーや第三者へ送られることはありません。ファイルを選んだ場合も、端末の中で読み込むだけです。
このツールでできないこと(制約)
- 対象は丸括弧だけです。かぎ括弧「」『』や【】〔〕の対応は、別の道具(引用符の開閉)や公開後の改善で扱います。
- 括弧の中の句点の指摘は、中に句点を含むのに最後の文が句点で終わらない場合だけの目安です。意図した表記なら問題ありません。
- 半角の括弧のうち、中身がすべて ASCII のもの(f(x) や (1) など)は、設定でオンにしている間は混在に数えません。
- 全角と半角のどちらを使うかは判定しません。文書の方針に合わせて選んでください。
ご利用にあたって
- 入力した文章はブラウザの中だけで処理し、サーバーへは送信しません。ただし、コピーやダウンロードした結果の扱いにはご注意ください。
- そろえた結果は、元の文章と見比べて確認してください。表の罫線や顔文字など、括弧を記号として使っている箇所にも指摘が出ることがあります。